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14冊目 2021年10月

『北斗星に乗って』 広小路 尚祈【著】
北斗星に乗って

『北斗星に乗って』広小路 尚祈/著


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上野発の夜行列車・寝台特急「北斗星」がつなぐ8つの短編小説。
青く美しいこの列車は、僕をもう一つの世界へ運んでくれる。

小社では2017年に刊行した作家・広小路尚祈さんの『いつか来る季節』以来、2冊目の単行本となり、今回は初めての書き下ろしです。
舞台は上野発の夜行列車「北斗星」。北斗星は、かつて上野駅から札幌駅までを片道およそ16時間かけて結んでいた寝台特急。
2015年に惜しまれながら27年間の役目を終えましたが、多くの人に愛されたブルートレインは決して色褪せることはありません。
私は会社員時代、北斗星を利用しての一人旅で、車中での一期一会の出会いを楽しみました。
北斗星の個室で自分ひとりと向き合う時間こそが大切なものでした。いつまでも記憶に残っています。とても貴重な体験だったと忘れることはないでしょう。なんだか良い時代でした。そして、現在ははもう乗ることが叶わない北斗星ですが、車中では数々のドラマがあったに違いありません。北斗星が走っていたあの時代に戻ってみませんか?
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【エピソード】
・週末のサラリーマン
・美唄市の夫婦
・上京する新社会人
・名古屋の新婚さん
・おばさんの集団
・少年と父
・早期退職をしたおじさん
・酪農家の跡取り
旅が終わる寂しさは、北斗星を知らなければ、札幌の街を知らなければ、知ることのなかった感情なのだ。つまり僕はこの旅を通じて、愛するものと離れる寂しさを知った。(本文より)
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【著者紹介】
広小路 尚祈(ひろこうじ なおき)
1972年、愛知県岡崎市に生まれる。高校卒業後、ホテル従業員、清掃作業員、タクシー運転手、不動産業、消費者金融など、10種類以上の職種を経験する。
2007年、「だだだな町、ぐぐぐなおれ」が第50回群像新人文学賞優秀作に選ばれた。2010年、「うちに帰ろう」が第143回芥川賞候補、2011年、「まちなか」が第146回芥川賞候補。
著書に『うちに帰ろう』(文藝春秋)、『清とこの夜』(中央公論新社)、『金貸しから物書きまで』(中公文庫)、『いつか来る季節』(桜山社)、『今日もうまい酒を飲んだ』(集英社文庫)など。

○判型:四六判 並製
○ページ数:本文232ページ
○定価:本体1,500円+税 定価1,650円(税10%)
○ISBN:978-4-908957-17-8  C0095 

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